ケーキの切れない非行少年たち
おはようございます.本日はこちらの本です.
職場の先輩からお借りして読んでみました.
読む前はいろんなことに切れまくる非行少年たちは実は優しくてケーキなんか切ることができなくて勘違いされている,,,ような内容なのかなと想像していましたが全然違います汗
実際は空間認知であったり,言葉の受け取り方,総じて認知力がゆがんでいる少年院にいる少年・少女と関わっている児童精神科医が著した本です.
この内容って,もちろん少年院等にいるいわゆる非行少年・非行少女だけでなく一般社会にでて仕事を普通にこなしている人にも当てはまることがあると思います.
例えば,彼らの特徴として見たり・聞いたり想像する力がよわいこと,感情統制の弱さ,融通の利かなさ,不適切な自己評価,対人スキルの乏しさ,身体的不器用さが上がります.
多少なり人間にはこの要素がアンバランスに配分されていて環境などの後天的な要素で一つの要因が助長されてしまうのではないかと思います.
自分自身で考えるとここ最近は理不尽なことも多くかなりストレスを抱えていました.結果的に被害意識が強くなったり,物事の認知が歪む可能性があったと思います.
こういった認知の歪みに起因する問題は認知の仕方の歪みに自身で気づき修正していく努力が必要であると思われます.
非行少年というタイトルが入っておりますが一般社会にも適応できる良書だと思います.