モラトリアムPTの備忘録

まだモラトリアムを抜け出せていない兵庫県で理学療法士をしている者のブログです

PTとしてのキャリアを考える

おはようございます

 

理学療法士って社会的にすごく価値のある仕事ですよね

 

すごく、感じます

 

昨今は根拠が重視されておりそれがかけている場合は質を担保できずあまり好まれません

 

協会としての科学として学問としての理学療法学確立を目指す姿勢の一方でそれを拒む?受け容れきれない現場の風潮であったり、合理性を欠く部分も少なからずあると感じています

 

現場の意見はおそらくひとつで

「お偉いさんは現場の意見を知らないだろう」

これだけな気がします

 

確かに現場にいないと分からない細かい暗黙の了解的なことは多々あります

 

理屈では研究活動が必要だと分かっていても感情がそれを拒む、そんな気がします

もともと理学療法士って職人気質なので患者さんファーストに感じることが出来ないと嫌悪感を感じる人が多い気がします

 

かくいう私はどっち派なのかというと研究推進派です

でも、患者さんはないがしろにはしません

 

目の前に患者さんにできることはやります

でもそこで終わりじゃなく、世間にアウトプットする、批評を受ける、というマインドでやっています

 

先も言いましたが理学療法には根拠が必要ですこれなくして理学療法ではないと言ってもいいくらい重要です

 

例えば何かプロジェクトを始めるとします

 

どんなことでもいいです、診療効果を明らかにする、患者さんに渡すパンフレットを作成する等そこには根拠が必要です

論文がベストです、経験あるセラピストの意見は世間は相手にしてくれません

 

これを上司の指示でやろうとすれば文句が出るんです

現場知らないでしょって、看護師さんの雰囲気しらないでしょ、そんなの無理だよって

 

でも出来ないことってないんですよね、なんで出来ないかって当事者意識がないからですよね

 

じゃどうしたらいいのかって話ですけど、臨床一生懸命やってる人が研究やったらいいでしょって簡単な話です、周りに認めてもらえている人間が音頭をとればいいだけの話です

 

現場のPTがもっと研究に邁進できるような環境であったり制度であったりもう少し整えられないのかなと感じます

 

臨床と研究を同列に引き上げることは出来ないものか、研究だって多くの患者さんに貢献できるのに勤務時間中は出来ない、隙間時間使っててきれば全然その後も違うのに

そんなんだから勤務終了後の夜遅くまでやる必要だって出てきます

 

当然ですけどしんどいです、身も心も削ります

 

世の中の管理職の皆さん、協会の皆さん何とかなりませんか?理学療法士の将来のために時間の有効利用について研究を進められる機運を作れないでしょうか?

 

僕がいいセラピストなんて言うつもりはありません

でも臨床と研究をする人間がもっと価値ある存在になるようにしていかないといけないと思います